2015年04月23日
後高山
今日の金沢は快晴で、ポカポカして気持ちの良い陽気でした。
この時期は遠足シーズンなのか、昨日、中学生の団体を西武緑地公園近くで見掛けました。
そういえば、西武緑地公園内で行われる木下サーカスの公演があさってから始まりますね。
今日は自分も遠足気分で後高山(しりたかやま)を目指して歩きました。
後高山というのは獅子吼高原がある場所の山の名前です。
一般的には獅子吼高原と呼ばれています。
獅子吼高原までは片道約12km。
遠足にしては少し遠いかなぐらいの距離。
10分で1km歩く計算で約2時間。
休憩なしで、計算通りちょうど2時間で着きました。

着いて休憩したいところですが、目指すのは頂上。
ゴンドラ乗り場があり、それに乗って頂上まで行けます。
もちろん、ゴンドラには乗らずに、登山道を探します。
登山道に入ってすぐに夫婦と会いました。
その方達は戻ってきたところだったので、挨拶して上までどれくらい時間が掛かるか聞くと、3時間程だという答えが返ってきました。
この時点で時間は13時20分。
その通り3時間掛かるとしたら、行って戻ってくるのは無理だ。
念のためヘッドライトは携帯しているけど。
とりあえず、時間を見ながら行ける場所まで行くことにしました。
登山道に入り、30分程で小屋がある分岐点に到着。
後高山と奥獅子吼山への道に分かれています。

ここで60過ぎのオッちゃんが休憩中だったので挨拶をすると自然と会話が始まりました。
オッちゃんは話好きのようで、自分はほとんど聞き手でしたが、せっかくなのでいろいろこちらからも質問させてもらいました。
オッちゃんは地元の人で、この辺りの山には昔からよく登っているそう。
ここから自分のよく行く内川ダム上流の菊水町へは繋がっています。
50年前、菊水町に住んでいる人々は、生活のために20kgある炭を担いで山を越え、この道を通って鶴来の町まで売りに来ていたとか。
男性だけではなく、女性でも運んでいたというから驚きだ。
昔の人はすごい。
自分も含め、今の若い人はそんなことは知らないと思います。
ここにある小屋についても歴史を語ってくれました。
昔、スキーの競技がこの辺りで行われていて、遭難した競技者3名がここで亡くなられました。
それでこの小屋が避難所として建てられ、中には3体のお地蔵さんが残されています。
オッちゃんが小学生の頃、まだ小屋が建てられる前、遠足でこの小屋を建てるためのブロックを一人づつ運んだとか。
だから、ここを通るとそれを思い出すと話していました。
地元の人しか知らないような貴重な話を聞けました。
オッちゃんありがとう。
素直にありがたく思います。
さて、なんだかんだ30分間立ち話して、オッちゃんは奥獅子吼山に向い、ここで別れました。
後高山へはあともう少し。
少し走るとすぐに着きました。

無料休憩所と書かれていて、中はバーベキューもできるような快適なスペース。
親切に灰皿あり。
一服。
初めての休憩らしい休憩。
登山道に入ってからここまで約1時間。
やっと着いて安心。
途中聞いた3時間掛かると言っていたのは奥獅子吼山のことかな。
分岐点の看板には、奥獅子吼山までの目安時間が2;00〜3:00と書いてあったので。
後高山は標高650m、奥獅子吼山が928mです。
この時期は残雪もあるので、登るにはこのくらいの山がちょうどいいです。
休憩が終わり少し歩くと、ゴンドラが上がってくるのが見えます。
ゴンドラに乗れば3分で着いただろう。
獅子吼はパラグライダーで有名です。
来るまでに何度も飛んでいる姿を見ました。
飛ぶ瞬間。

RIZE UP!
ちなみに、ここ獅子吼高原は『RIZE UP』というパラグライダーを題材にした映画のロケ地であります。
他にも地元では有名な石川県唯一の遊園地である手取フィッシュランドも登場します。
メジャーな映画ではないですが、観てない方は是非。
しばらく遠目にパラグライダーを見学して帰ることに。
帰りは登山道を下って来た道を戻るか、裏の林道から帰るか。
来た道だと面白くないので別の道で帰ります。
裏の林道というのは、また内川ダムへで4月4日に行っています。
まず、獅子吼から出ようとすると柵にぶつかります。

よく見ると横からすり抜けられます。
たぶん、業者や関係者が車で通る道ですね。
その先は休憩スペースやラジコン用サーキットがあり、そこを過ぎると前回残雪で行き止まりだった道にでます。

アフター

ビフォー(4月4日)
現在は除雪が終わったのか通行可能です。
また内川ダムへの記事では、この先に内川に繋がる道があると書きましたが、勘違いだったようで、分岐はありませんでした。
獅子吼に繋がるのみでした。
まだ、調査する必要があります。
地図を見ればいいんですが。
帰りの林道は小鳥や虫の鳴き声で構成された自然のBGMを聞きながら歩きます。
林道から一般道に出るまで2時間。
思ったより歩きました。
さらに一般道に出てから自宅まで1時間。
帰りの道は調べると約17kmでした。
往復で登山道も含むと30km弱。
走るのは苦手なので、一部以外は全て歩きです。
いい運動になりました。
しかし、反省すべき点もあります。
今回、水分を500mlしか携帯しませんでした。
もちろん、量的には足りないけど、なんとか乗り切りました。
行動食や、お金も無し。
しんどかったです。
今度からは多めに持って行くか、現地で調達するかしたいと思います。
この時期は遠足シーズンなのか、昨日、中学生の団体を西武緑地公園近くで見掛けました。
そういえば、西武緑地公園内で行われる木下サーカスの公演があさってから始まりますね。
今日は自分も遠足気分で後高山(しりたかやま)を目指して歩きました。
後高山というのは獅子吼高原がある場所の山の名前です。
一般的には獅子吼高原と呼ばれています。
獅子吼高原までは片道約12km。
遠足にしては少し遠いかなぐらいの距離。
10分で1km歩く計算で約2時間。
休憩なしで、計算通りちょうど2時間で着きました。

着いて休憩したいところですが、目指すのは頂上。
ゴンドラ乗り場があり、それに乗って頂上まで行けます。
もちろん、ゴンドラには乗らずに、登山道を探します。
登山道に入ってすぐに夫婦と会いました。
その方達は戻ってきたところだったので、挨拶して上までどれくらい時間が掛かるか聞くと、3時間程だという答えが返ってきました。
この時点で時間は13時20分。
その通り3時間掛かるとしたら、行って戻ってくるのは無理だ。
念のためヘッドライトは携帯しているけど。
とりあえず、時間を見ながら行ける場所まで行くことにしました。
登山道に入り、30分程で小屋がある分岐点に到着。
後高山と奥獅子吼山への道に分かれています。

ここで60過ぎのオッちゃんが休憩中だったので挨拶をすると自然と会話が始まりました。
オッちゃんは話好きのようで、自分はほとんど聞き手でしたが、せっかくなのでいろいろこちらからも質問させてもらいました。
オッちゃんは地元の人で、この辺りの山には昔からよく登っているそう。
ここから自分のよく行く内川ダム上流の菊水町へは繋がっています。
50年前、菊水町に住んでいる人々は、生活のために20kgある炭を担いで山を越え、この道を通って鶴来の町まで売りに来ていたとか。
男性だけではなく、女性でも運んでいたというから驚きだ。
昔の人はすごい。
自分も含め、今の若い人はそんなことは知らないと思います。
ここにある小屋についても歴史を語ってくれました。
昔、スキーの競技がこの辺りで行われていて、遭難した競技者3名がここで亡くなられました。
それでこの小屋が避難所として建てられ、中には3体のお地蔵さんが残されています。
オッちゃんが小学生の頃、まだ小屋が建てられる前、遠足でこの小屋を建てるためのブロックを一人づつ運んだとか。
だから、ここを通るとそれを思い出すと話していました。
地元の人しか知らないような貴重な話を聞けました。
オッちゃんありがとう。
素直にありがたく思います。
さて、なんだかんだ30分間立ち話して、オッちゃんは奥獅子吼山に向い、ここで別れました。
後高山へはあともう少し。
少し走るとすぐに着きました。

無料休憩所と書かれていて、中はバーベキューもできるような快適なスペース。
親切に灰皿あり。
一服。
初めての休憩らしい休憩。
登山道に入ってからここまで約1時間。
やっと着いて安心。
途中聞いた3時間掛かると言っていたのは奥獅子吼山のことかな。
分岐点の看板には、奥獅子吼山までの目安時間が2;00〜3:00と書いてあったので。
後高山は標高650m、奥獅子吼山が928mです。
この時期は残雪もあるので、登るにはこのくらいの山がちょうどいいです。
休憩が終わり少し歩くと、ゴンドラが上がってくるのが見えます。
ゴンドラに乗れば3分で着いただろう。
獅子吼はパラグライダーで有名です。
来るまでに何度も飛んでいる姿を見ました。
飛ぶ瞬間。

RIZE UP!
ちなみに、ここ獅子吼高原は『RIZE UP』というパラグライダーを題材にした映画のロケ地であります。
他にも地元では有名な石川県唯一の遊園地である手取フィッシュランドも登場します。
メジャーな映画ではないですが、観てない方は是非。
しばらく遠目にパラグライダーを見学して帰ることに。
帰りは登山道を下って来た道を戻るか、裏の林道から帰るか。
来た道だと面白くないので別の道で帰ります。
裏の林道というのは、また内川ダムへで4月4日に行っています。
まず、獅子吼から出ようとすると柵にぶつかります。

よく見ると横からすり抜けられます。
たぶん、業者や関係者が車で通る道ですね。
その先は休憩スペースやラジコン用サーキットがあり、そこを過ぎると前回残雪で行き止まりだった道にでます。

アフター

ビフォー(4月4日)
現在は除雪が終わったのか通行可能です。
また内川ダムへの記事では、この先に内川に繋がる道があると書きましたが、勘違いだったようで、分岐はありませんでした。
獅子吼に繋がるのみでした。
まだ、調査する必要があります。
地図を見ればいいんですが。
帰りの林道は小鳥や虫の鳴き声で構成された自然のBGMを聞きながら歩きます。
林道から一般道に出るまで2時間。
思ったより歩きました。
さらに一般道に出てから自宅まで1時間。
帰りの道は調べると約17kmでした。
往復で登山道も含むと30km弱。
走るのは苦手なので、一部以外は全て歩きです。
いい運動になりました。
しかし、反省すべき点もあります。
今回、水分を500mlしか携帯しませんでした。
もちろん、量的には足りないけど、なんとか乗り切りました。
行動食や、お金も無し。
しんどかったです。
今度からは多めに持って行くか、現地で調達するかしたいと思います。
Posted by なぎっち at 20:32│Comments(0)
│トレッキング・登山
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