宿ノ岩

なぎっち

2015年05月10日 19:46

今日の登山は宿ノ岩を(しゅくのいわ)を目指しました。

ピークを目指す登山ではありません。

石川県の奥獅子吼山近くの、標高約850mに宿ノ岩と呼ばれる岩が存在します。

白山の歴史にも関係しているようで、白山修験者の修行の場だったとか。

修行僧たちが、白山に登る前のトレーニングとして登っていた場所です。

自分もそのつもりで挑みます。

セイモアスキー場に向けて車を走らせ、不動滝のある登山口から登山開始。


10:40 不動滝・宿の岩・蛇巻岩登山口





登山道に入ると、滝が見えてきます。




この写真の滝は、不動滝ではないと思われます。

滝はいくつかあって、不動滝は落差約50mのはずです。

どうやら見逃してしまったようです。

滝マニア失格だ。

残念。

登山道は、最初から急な上り坂です。

そのあとは、しばらく小さな沢沿いに歩きます。

道はすごく分かりにくいです。

途中、何度か沢を横切らないといけないですが、濡れる心配はありません。

沢ガニが歩いていました。





途中で道が分からなくなりましたが、沢の奥に道を見つけたので、沢を5mほど歩きます。

誰も登る人はいないだろうと思いましたが、山菜採りに来ている夫婦がいました。

話を聞くと、ワラビを採っていました。

ここからは自分も山菜採りモードに入りました。

歩きながらワラビを探します。

でも、山菜採りに熱中しすぎると、登るのが遅れるので、ほどほどにします。


12:00 分岐点




奥獅子吼山と宿ノ岩方面で分岐します。

ここで少し休憩。

宿ノ岩までは約10分となっています。

このまま宿ノ岩に行って下ると、すぐに登山が終わってしまうし。

せっかくなので、この前行ったばかりだけど、奥獅子吼山に登ることにしました。

たぶん、40分程で着くと思うので。


12:20 奥獅子吼山へ向けて出発

この道は稜線になるのかな。

アップダウンが激しいです。

ワラビの宝庫を見つけました。

短時間で1束ゲット!





鉄塔の跡があり、日当たりの良い場所でした。


13:10 奥獅子吼山山頂(標高928m)








長居は無用。

時間に限りがあるので、他の山々を眺めてから、すぐに引き返します。

弾丸登山です。


14:00 分岐点

戻ってきました。

結局、ピークを目指してしまいましたが、本当の目的である宿ノ岩に向かいます。


14:05 宿ノ岩








岩には文字が刻まれています。

修験時代の証ですね。

何て書いてあるか分からないけど。


14:45 蛇巻岩







蛇巻岩からの景色


宿ノ岩から、ここまでの道は荒れていて、歩きにくいです。

一部、残雪もありました。

アップダウンがあり、標高890mのピークを通過。

蛇巻岩からは本格的な下りが始まります。

かなり急で、すぐに膝が痛み始めました。

一歩一歩、足取りが重くなります。

しんどいです。

まともに歩けません。

無性に腹が立ってきます。

クモの巣が何度も顔に付いてイライラ。

倒木が道を塞いでいて、何なんだこの道は。

何でこんなに急なんだよ、と急なことに対して、一番腹が立ちました。

全部、膝の痛みのせいです。

時間を掛けて、なんとか下りました。


15:30 蛇巻岩登山口

ここからしばらく林道を歩きます。

下りでは痛かった膝も、平坦な道では平気でした。


15:45 不動滝登山口・下山


〜今日の登山を振り返って〜

今日登った場所には、不動滝から登り、宿ノ岩・蛇巻岩を通って下るという、1周するルートがあります。

それに加えて奥獅子吼山まで登ったわけですが、無理しすぎたか❓

全体的に急な道が多かったです。

特に下り。

あの急な下りには参りました。

下りの時間は1時間もなく、距離は短いはずなんですが、とても長く感じられました。

なんで下りはあんなに歩きにくいんだろうか。

登山で辛い思いをすると、なんで山に登っているんだろうと考えてしまいます。

数日すると、それも忘れて、また登りたくなるのですが。

これで、今まで登った近場の山が、倉ケ岳から後高山、後高山から奥獅子吼山とだんだん繋がってきました。

繋がっているのは当たり前なんですが、自分の足で歩くことで、それが実感できます。

同じ山でも、違う方面から登ることで、新たな発見があります。

これからは膝痛対策も考えなければいけませんね。

あとは、無理のない計画。

これ大事。

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