【社員をサーフィンに行かせよう】
アウトドアメーカー、パタゴニア社の創業者であるイヴォン・シュイナード氏の著書。
8年前に出版されたものですが、以前からタイトルがとても気になっていて、ずっとAmazonの欲しい物リストに入っていましたが、最近購入して読み終えました。
本の内容についてレビューするのは苦手ですが、読んだ感想を少しだけ。
まず、パタゴニアについては有名なブランドですので、知らない人はあまり居ないと思います。
本社はアメリカにあり、日本にも多くの直営店があります。
白馬村に20店舗目としてオープンして間もなかったと思います。
残念ながら、自分の住んでいる石川県には直営店がありません。
本のタイトルにある通り、パタゴニアでは社員を勤務中にサーフィンに行かせるためのフレックスタイムを導入しているらしいです。
パタゴニアのオフィスはサーフポイントの近くにあり、勤務中だったとしても、いい波が来ていたらサーフィンに行かないのはもったいないという考えです。
しかし、仕事をサボるというわけではなく、その分、別の時間に自分の仕事は終えなければなりません。
当たり前ですが。
ただ、誰もがいつでもサーフィンに行けるような環境を作っているそうです。
サーフィンに限らず、他のアウトドアスポーツでも同じとか。
羨ましいですね。
パタゴニアのような企業で働きたい。
もちろん、日本のパタゴニアの社員でもサーフィンに行っていいのですが、日本人は勤勉だから誰もこの制度は利用しないとか。
お国柄っていうか、アメリカならではなのかな。
社員がそのスポーツの経験、知識を得ることで、製品作りに活かされるということですね。
製品をテストする意味もあるのだと思います。
他にもパタゴニアは環境保護活動に熱心だということがこの本を読んで伝わりました。
ペットボトルから再生した素材でフリースを作ったり、コットンでも従来の化学薬品を使用して栽培されたものからオーガニックに切り替えたりと。
今まではウェア類を買うときに、その製品がどのように作られて、店に並んでいるのかは考えたことはありませんでした。
しかし、製品が作られている過程では、様々な工程で環境に害を及ぼしているという事実があります。
これからは、消費者の立場として、できるだけ環境に配慮した製品を購入するように心掛けたいです。
ウェアに限らず、何でも。
パタゴニアの場合は製品にリサイクル素材が使われている場合、カタログ等の商品説明に記載されていることが多いです。
購入する時はそれらを参考に。
で、この記事でパタゴニアを取り上げた理由は本以外にも、もう一つありまして。
これから始める渓流釣りでは、テンカラをメインにするつもりなのですが、パタゴニアからもテンカラロッドが発売されています。
シンプル・フライ・フィッシング・テンカラ・フライ・ロッドという製品名です。
長さの違いで3種類のラインナップがあります。
それぞれラインとフライ付きのセットでも販売されているのですが、10'6''を単体で購入済み。
雑誌 渓流 2014夏の記事で紹介されています。
このロッドを使用してテンカラにチャレンジします。
※自分はパタゴニアの人間ではありません。